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評価:
有川 浩
角川グループパブリッシング
¥ 740
(2009-04-25)


有名な「図書館戦争」の著者の有川浩先生の本。

物語は巨大エビが人類を襲い、海上自衛隊の隊員が人類を救う

・・・・・・といったまぁ

あらすじでシナリオがなんとなーく見える本

ではなく、全くシナリオがつかめない物語。

考えてみてください。

今時、怪物が人間を襲うという古いシナリオを書きますか?

普通は書きませんよね。

著者は、それだけ自信があるシナリオを考えたのです。

そして失礼ですが、私は、男性にこの本をあまり薦めません。

女性向けに存在する本だと思います。

なぜなら。それは男性は読みづらいから。

『軍事物=男性向け』ではありません。

女子の淡い乙女心。子どものお守をする。

この気持ちが分かりますか?

それに月の使者が出てくるので苦手な方も多いはず。

逆に女性は心がギュッとするでしょう。

共感とはいかずとも、女性にしか分からない

《何か》があるのです。

男性でも、「おう、俺はそれでも読んでやるぜ!」

との意気込みのある方はどうぞ読んでみて下さい。

せめて私の評論はご参考程度に。

「たいしたことなかったぜ!」という方は女性に内面的にモテると思います。

私にはこの本を読み終わってから、考えさせられました。

社会に対する気持ち。社会の在り方。

答えは人それぞれ、たくさんあると思います。




| 書籍評論 | 19:16 | comments(33) | trackbacks(0) | -